映画学部全米トップ25
留学してまだ1学期しか過ごしていないが、僕はこの頃から編入先の四年制大学のリサーチを徹底的に行っていた。
正直あの時は自分が本当にどこかに合格するのか全く見当が付かなかったので、自分なりに「受かりそうな大学」と「受かるかどうか怪しい難関大学」に分けた。僕の場合は映画学一筋だったので、Hollywood Reporterが毎年発表している25 Best Film School in U.S. を参考にした。

トップ3は毎年決まってUSC(南カリフォルニア大学)、NYU(ニューヨーク大学)、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)だった。しかし、僕にとってこれらの大学はあまり魅力的ではなかった。そもそも映画学部に限らず、大学にカリフォルニアとかニューヨークの学校を選ぶのはなんだか超普通に聞こえたからだ。留学生が真っ先に選びそうな場所じゃないか。
テキサス大学オースティン校とボストン大学
だから僕はいつもテキサス大学オースティン校に憧れた。オースティンは第二のシリコン・バレーと言われるほどホットな街で、スタートアップ企業が続々とここにやってくるし、音楽やアートの文化も豊富だった。テキサスと聞いたら砂漠をイメージするが、オースティンは都会である。
そしてボストン大学も魅力的だった。ボストン大学なんてみんなが行きたがる学校の1つじゃないか、と突っ込まれるかもしれないが、僕はボストンの街が大好きだった。なんせ僕の大好きな映画のグッドウィル・ハンティングの舞台になったところだ。マット・デイモンとベン・アフレックが実際に育った場所だったし、僕が高校の卒業旅行で訪れた時には街の雰囲気に惚れ込んでしまった。ここは歴史と学び、そして自然が調和していて大学生活を過ごすのが最適に思えた。
しかし問題は上記の学校はそこそこ難しいのである。これに的を絞っては落ちた時に途方に暮れる可能性がある。と言うことで必ず受かりそうな学校もリストアップした。
シアトル大学、サンフランシスコ州立大学、エマーソン大学
まずは、シアトル大学だ。シアトル大学というと聞こえはいいが全くレベルは高くない。そもそもシアトルにある大学で1番はワシントン大学だし、この学校は映画学部に関しては全米のトップ25に入っていない。ただ、シアトルの街が好きだったので、まあ最悪の最悪はここでもいいかと思った。
続いてはサンフランシスコ州立大学である。ここは全米で常に20位くらいには入る映画学部がある。そもそもここは僕が1番最初に留学を考えた時に行こうとした大学だ。テキサス大学やボストン大学に比べるとレベルは劣るがまあここでも十分映画学は学べるだろう、と思ってここにも目星をつけた。
さらに、ボストンにあるエマーソン大学もいいかもしれない、と思った。ここはテキサス大学くらいレベルが高い映画学部があるのだが、意外なことに編入率はかなり高い。調べたところによると8割くらいの確率で合格するというのだ。しかしここはかなりアートに偏った専門学校、という感じで、僕が思い描いていた一般教養も同時に学べるような大学ではなかった。
とまあ僕のリストはこのような感じになった。ちなみに、UCLAやNYUはあまり興味がない、と書いたが僕はこれらも一応リストに含めることにした。なんと言っても全米で映画学のトップ3の大学だ。記念受験くらいの感覚で一応受けてみよう。
最高の学生生活をイメージしよう!
申し込みはまだまだ先だが、このように常に情報をキャッチしておいたりリサーチをすることが大事だ。もし、時間があるようだったらその大学に実際に行ってみるのもとてもいいアイデアだと思う。なんというか、気に入った大学を見つけることができれば、「どうしてもここに行きたい」と常に考えることができて勉強にも精が出る。ありきたりだが、自分がその大学で学んで素晴らしい学校生活を送っている姿をイメージするのだ。
なので僕のようにこの先編入することを視野に入れている留学生の諸君は、行きたい大学を早めに決めることをお勧めする。