「え?慶應大学辞めたのにコミュニティ・カレッジ?」と思うかもしれない。
僕もそう思っていた。コミュニティ・カレッジにはどうも安っぽくてレベルが低いイメージがあったのだが、実際には全く問題がない。アメリカでは最初にコミュニティ・カレッジに行って2年後に四年制大学に行くのが主流なのだ。
例えば、カリフォルニアでいうなら、サンタモニカ・カレッジで2年を過ごした後にUCLAまたはUSCに行くというのは王道中の王道である。
しかもコミュニティ・カレッジは劇的に安い。四年制大学の2分の1以下の出費でいける。コミュニティ・カレッジに行ったら四年制大学に編入できる確率が低くなりそう、という不安を抱える人も多いだろうが、全くそんなことはない。今振り返ると、コミュニティ・カレッジで頑張っていい成績を残した人は、皆超一流大学に行っている。
とにかく、僕はこのコミュニティ・カレッジからスタートするのがベストな気がしてきた。しかも、一度日本の留学エージェントに話したときに、American Honors(アメリカン・オーナーズ)というプログラムを紹介してくれたのだが、これがなかなか良さそう。このプログラムはコミカレと四年制大学、両方と提携していて、このプラグラムを取り入れているコミカレに行けば、同じく提携している四年制大学に編入しやすくなる。それに学生にメンターがついて、編入に向けての準備(申し込み書、履歴書、エッセイ)の書き方などを個人レベルでサポートしてくれるというのだ。
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ちなみ現時点でAmerican Honorsと以下の有名四年制大学が提携している。本当はもっと提携しているが、特に有名な大学が以下だ。
Duke University(デューク大学)、George Washington University(ジョージワシントン大学)、NYU(ニューヨーク大学)、Georgetown University(ジョージタウン大学)

なるほど。編入先はテキサス大学、と決めつけているが(ちなみにテキサス大学はAmerican Honorsと提携していない)、この先何が起こるか分からない。このAmerican Honorsと提携しているコミカレに行った方がもっと選択肢が広がるかもしれないし、編入プロセスのサポートもしてくれるなんて最高じゃないか。
ということで僕はコミカレに行くことに決めた。ちなみにAmerican Honorsは当時は今ほど大きくなかったので、提携しているコミカレはそこまで多くなかったが、自分の中で最初は日本人がいないような誰も知らない街に行きたいという思いがあった。せっかくアメリカに行くのだから、日本人と関係を持つのが嫌だったのである。そこで見つけたのが、ワシントン州スポケインという街にあるSpokane Falls Community Collegeだ。色々写真とか見てるといい感じだし、いかにも勉強に集中できそうな環境であることが分かった。
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よし、ここにしよう。
コミカレで本当に行きたい四年制大学に行けるのだろうか、という不安は少しあったが、金銭面などを考慮するとここがいいに違いない。僕は早速この大学に申し込んだ。
そして、もちろん僕は合格した。大学の成績も悪くなかったし、TOEFLの点数も高かったから当然のことだ。
やっと渡米先が決まった!